日暮れ時の日差しは季節を問わず大好物だが、冬は日差しが失われた途端に、冷気を強く感じて一抹の不安を覚える。 そんな気分になったら、そろそろ帰るとしよう。 僕がこの辺りを散歩する時は、たいていカミさんの所用のお供が目的だ。今回もそれで、待ち時間を利用しての街撮り散歩。 とびきりの寒波の中、すっかり体が冷え切った頃に、カミさんから所用終了の連絡が入った。最寄りのカフェで集合することにする。 先に着いていたカミさんは、ホットコーヒーを頼んでいた。いつもより大きめのサイズのカップだ。 「サイズを間違えたから、小さめのを買って交換して」と言うが、僕はどうしてもホットココアが飲みたい気分だったので、それは…