前回からの続き blog.railroad-traveler.info 北海道特有の厳しい冬に耐えることができる装備を施した781系は、電気機器の無接点化をはじめ、多くの新機軸が取り入れられた特急形電車でした。 空調装置もその一つ。国鉄の特急形電車は基本的に客室の窓は固定窓で、開けることはできませんでした。これは、特急形電車には原則として冷房装置を装着するためで、夏にはわざわざ窓を開けなくとも、車内は冷房装置の効果で快適で過ごしやすい空気に満たされます。 151系・161系(後に181系)に始まる特急形電車には、製造当初からAU12冷房装置が装備されていました。屋根上に載せられた装置のカバー(…