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ACCUM

(一般)
あきゅむ

[英] ENERGY ACCUMULATING VEHICLE
ACCUMは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が2014年春から烏山線で運行する予定の、国内初の蓄電池電車「EV-E301系蓄電池電車」の愛称。
気動車エンジンから発生する排気ガスの解消や二酸化炭素排出量の削減、騒音低減といった効果が期待でいるとして、鉄道業界の注目を集めている。
蓄電池駆動電車は、車両に搭載した大容量蓄電池を用いて非電化区間を走行し、電化区間は通常の電車と同様に架線からの電力で走行するとともに、蓄電池を充電する仕組み。
JR東日本が環境負荷低減を目指して、2008年度から開発に着手し、翌2009年度に試験車両を製作。性能評価や技術検証を重ね、実用化に漕ぎつけた。
先行投入区間には、線区の長さが蓄電池容量に適し、直流電化区間と直通運転が行える烏山線を選定。電化区間の東北線宇都宮駅-宝積寺駅間で充電し、回生ブレーキの電力も蓄電池に充電。非電化区間の烏山線宝積寺駅-烏山駅間は、蓄電池の電力で走行する。烏山駅には専用充電設備を置き、停車中にパンタグラフから充電を行う。
EV-E301系は2両1編成で、1量当たりの重量は40t。各車両にリチウムイオン電池(600V、95kWh)を搭載。出入り口は片側3箇所。ロングシートで、定員は1編成265人(座席定員99人)とする計画。
2014年春に1編成を先行投入し、最終的には烏山線を走る気動車8両(4編成)を新型車両に置き換える予定。
営業運転開始に向け、同支社では「先進性」「バッテリー」「環境性能」などをキーワードに、「未来につなぐ次世代車両」のコンセプトで、2013年8月1日〜31日に愛称を募集。全国から1,382通が寄せられ、応募の中から蓄電池を意味する「アキュムレーター」を引用して愛称を決定した。
愛称決定に伴い、ロゴマークも策定。架線、蓄電池、モーター相互のエネルギーの流れを示す矢印でシンボルマークを構成し、ロゴは普遍性が高く、システマチックな印象のデザインとした。車両の先頭部や側面にあしらう。

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