ポストに、一枚のハガキが届いていました。裏返すと、懐かしい名前が目に飛び込んできます。昔の幼馴染からのものでした。もう何年も連絡を取っていません。 ハガキの表には、拙いけれど鮮やかな絵が描かれていました。燃えるような**夕日**を背景に、空を舞う奇妙な物体。それは、私たちが幼い頃に作ったタコ型の凧でした。新聞紙と竹ひごで、二人で必死に作ったものです。手足がたくさんある、不格好だけど、どこか愛らしい形。 「また一緒に、あの丘で飛ばそうね」 絵の下には、そんなメッセージが添えられていました。 読み終えた私は、窓の外に目をやりました。ちょうど日が沈みかける時間です。空は、ハガキの絵と同じように、オレ…