大変久しぶりに「人間失格」をkindleで読んだ。 人間失格 (新潮文庫) 作者:治, 太宰 新潮社 Amazon むかーし、というかもう学生のころ一度読んだが、正直あまり印象にはなかった。 最近昼飯を食べながら本を読むようになり、昔のいわゆる名作も読むか、と手に取りました。 感想は、 ひどい話だ というもの。 ひどい、というのはもちろん悪い話ということではなく、なにか身につまされるような話。 正直、わたしも人付き合いは下手で、なにか取り繕ってしまうことがおおい。 主人公はそれがまた輪をかけて自己防衛というか、自分を「道化」の役割として人との間に、それこそ「ATフィールド」を持ってしまっていま…