55年録音作品。アニタ・オデイは『真夏の夜のジャズ』で衝撃を受けて以来、いつかきちんと聴かねばと思ってはや何十年、といった感じなんですが、ジャズ初心者の自分としては、やはりボーカルものが余り響いてこないことをジワジワと痛感しています。 本作がアニタ・オデイの最高傑作だとすると、これはやはり耳に響く音が少々自分にとっては物足りない。いい音楽なんですが、ゆっくりゆったり時間を過ごす環境がきちんと用意された人向けの音楽のような気がします。味わえる程まだ自分の耳が成熟していないのかな。 いい音楽なので折に触れて聴き返すような気がしますが、今のところは余り刺さってこない。これはタイミングの問題かもしれま…