BlackBerry(ブラックベリー)は、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)社が1997年に開発したスマートフォン。欧米のビジネスマンを中心に、広く使われている。日本でも外資系企業などで使われる。
発売当初は「電子メールの使えるキーボード付き"ポケットベル"」とでもいうべきものであったが、その後はPDAに小型のキーボードを備え付けた形態となっている。通常のPDAに含まれる住所録やPIM(スケジュール管理)といった機能に加え、音声通話機能やインターネット上のウェブサイトの閲覧、電子メールの受信、さらに機種によってはマイクロソフトのOfficeアプリケーションファイルやPDFの閲覧機能も備えている。こうした多機能さが外出先や自宅での電子メール確認等を容易にし、2004年頃からアメリカで急速に普及した。QWERTY配列キーボードを搭載した機種も存在する。リサーチ・イン・モーション社以外の端末でも、ノキアなどがBlackBerryクライアントを搭載した端末をリリースしている。
日本ではNTTドコモが2006年秋から販売を開始している。サーバ (BlackBerry Enterprise Server) とのセットで、主に企業向けに提供される。なお2007年7月から、日本語の表示および入力機能を備えたOSバージョン4.2.2がリリースされ、日本語環境で利用が可能となった。
ブラックベリー、日本撤退 アップルに対抗できず :日本経済新聞
ブラックベリー、日本市場撤退を正式発表 :日本経済新聞
上記の報道に関して同社が「BlackBerry日本撤退というわけではない」とコメント。
「BlackBerryは、信頼できるパートナーであるNTTドコモとの建設的な関係を築いており、今後も同社による国内でのBlackBerryの販売をサポートしていきます。日本でBlackBerry 10に関する予定は発表しておりませんが、それが日本のビジネスユーザーおよび一般のBlackBerryユーザーの両方にBlackBerryサービスと強力なサポートを提供し続ける、という当社の優先事項に影響するものではありません。」