「終わったよ、行こう」 原題は「Borsalino and Co.」(ボルサリーノ&カンパニー) マルセイユの墓地 死んだ相棒のフランソワ・カペラ(ジャン・ポール・ベルモンド)を見送る ロッコ・シフレディ(アラン・ドロン) この冒頭のシーンだけで、泣きそうになりました(笑) 「ボルサリーノ」(1970)は、どちらかといえば ベルモンドに寄った華やかさとコミカルさが光る作風でしたが こちらはガチで陰惨な復讐劇 男は皆殺し、女には硫酸 樽に入れられ爆死 最後は生きたまま機関車の石炭と燃やす 一方でこれらのシーンは ヌーヴェル・ヴァーグを皮肉っている、とも言われているそうです (ヌーヴェル・ヴァーグ…