やっぱり聴いてしまう 興味津々のロイドのプロジェクト、TORIOS。 その第一弾が、ビル・フリーゼルとトーマス・モーガンとの組み合わせ。 もう、最初から、人選だけで聴きたいと思うし、 聴き慣れてからも、つい、聴いてしまうし、 聴くたびに、ハマっていく。 気心の知れた、 フリーゼルとモーガンの二人が発する、抜群の癒しパルスに乗って、 ロイド仙人が、品よく、フワフワと徘徊する。 夢心地のひと時を与えてくれる。 ロイドの吹くテナーの音色が、いつもより余計にソフトな感じなのもいい。 年齢のせいかも知れないけど、音色の表情がいい意味で単調になっている。 まさに枯れた境地である。 欲のない、音である。 大…