小説 ライトノベル 富士見ファンタジア文庫 富士見ミステリー文庫
著者 あざの耕平
葛根市の高校生の間にはびこる『カプセル』と呼ばれるドラッグには、不可思議な噂があった。
曰く――飲むと悪魔が出てきて願いを叶えてくれる、というのだ。
7年ぶりに日本に帰国した姫木梓を待っていたのは、陰を持つようになった幼馴なじみの物部景と、彼がカプセルを常用しているという事実。
変わってしまった景を追いかけるように、梓はカプセルユーザーの世界に飛び込み、更に信じがたい事実を目の当たりする。
即ち――悪魔は存在し、景もまた“悪魔狩りのウィザード”と呼ばれ、悪魔を使役している、という事実を。
『カプセル』『王国』そして『無慈悲な女王』――数々のキーワードを頼りに梓がたどり着く景の真実、それは――。
孤独な魂が響きあうネオ・アクション・サスペンス。
君は“二人の王国”に、心を震わせる――。
*1:一部書店で無料配布もあった