Theo Verbeek, Descartes and the Dutch: Early Reactions to Cartesian Philosophy, 1637–1650 (Carbondale: Southern Illinois University Press, 1992), 29–33. 基本書の続きを読む。ユトレヒト紛争を扱った最後の箇所である。 デカルトは『ヴォエティウス宛書簡』をユトレヒト市に送った。その結果、彼の期待とは反対に状況は悪化し、デカルトへの訴訟が提起されてしまう。デカルトはフランス大使に働きかけ、訴訟を取りやめさせることになんとか成功した。 デカルトはさらに…