ロシア Doctor Web Ltd. が開発したアンチウイルス/アンチスパム ソフト。Windows(NT 以降), Linux, FreeBSD, Solaris(x86), OS2, NetWare など Intel PC 上で動作する主な OS が動作対象。Unix 環境の場合、sendmail、qmail、postfix、exim、courier、Zmailer、Communigate Pro といった MTA と、また Samba や ICAP 対応サーバソフトとも連携可能。
2007年5月にはフランス GOTO Software AS からの OEM 供給によるアンチスパムエンジン『Vade Retro』を搭載した Unix 系メールサーバ用の迷惑メール対策製品『メールデーモン』をリリースした。同エンジンは Windows クライアント版にも搭載されている。
Dr.Web CureIt! は Windows 版をベースにした、ウイルス・スパイウェアの検出 & 駆除が可能な無償ツール。感染した PC などでも使用できるように、自己解凍式の実行ファイル中に最新のウイルス定義ファイル(vdb ファイル)を同梱している。5MBytes 弱程度なので、未感染の PC でダウンロード後に USB キーなどに入れて感染 PC 上で使用すると良い。
Dr.Web リンクチェッカーは MS IE*1、Mozilla Firefox・Thunderbird、Opera に組み込むことで、Web ページやメッセージ中の URL リンク上で右クリックするとメニューに『Dr.Web で検査』項目が登録され、それによってリンク先コンテンツのウイルス・スパイウェア検査が可能となる*2。検査は Dr.Web のサーバが代理で行うので PC 側には負荷が掛からず、スペック的にアンチウイルスを入れられないようなマシンでも利用できる。また Dr.Web アンチウイルスそのものをインストールするわけではないので、既にアンチウイルスを導入済みの PC でも競合せずに利用可能。