F/A-18 Hornet
F/A-18 ホーネット
F/A-18ホーネットはF-14を装備したアメリカ海軍がそれを補佐する制空戦闘、対地攻撃が可能なより安価な機体の装備が必要になり、計画名「海軍航空制空戦闘機(NACF)」により、開発、装備された機体である。
1975年5月2日に、マクダネルダグラスの案を選出した。このマクダネルダグラスの案はYF-17を基として設計されていた。
基になったYF-17は、1974年6月9日に初飛行している。
最初の量産型はF/A-18A/Bで、複座方のF/A-18BはTF-18Aと呼ばれていた。
AとBは基本的に同一であるが、複座型化により機内搭載燃料が約6%ほど減っている。
1986年度調達分から海軍・海兵隊向けのホーネットはF/A-18 C/Dに切り替えられた。
このC/D型はAIM-120アラーム最大6発、 AGM-65Eマベリック最大4発の携行能力が付与されAN/ALQ-126Bと互換性のある、AN/ALQ165 ASPJを標準装備とし、兵器管理機能が新しくなった。また、飛行中の燃料消費に合わせて、自動的に重心位置を調節する機能が付けられている。
F/A-18の対空仕様の兵装は主翼端ステーションに、AIM-9L/Mサイドワインダーを各1発、主翼下外側のSta2/8と胴体下側方のSta4/6にAIM-7F/Mスパロー、 又は、AIM-120アラーム各1発を搭載する。固定武装としては、機首部上側中央にM61A120mm6砲身バルカン砲1門がある。携行弾数は578発。 さらに、F/A-18は、核爆弾、AGM-65マベリック、AGM-64ハープーン、、AGM-84E SLAM、AGM-88 HARM、GBU-120/-12誘導爆弾、 CBU-59クラスター爆弾、各種通常爆弾が搭載でき、あらゆる攻撃ミッションを行うことが出来る。
F/A-18 E/F スーパーホーネット
エンジンや兵装コントロールを強化したE/F型スーパーホーネットも開発され、1999年から部隊配備が開始されている。
大きな特徴としてエアインテイクが四角になっている事、機体が数%大きくなり機体内燃料容量が増えている事が上げられる。
同シリーズとはいえE/Fは、全く別物といっていいほどの改良がなされている。
米海軍のE/F型調達機数は最終的に1,000機を超えると予想されており、スーパーホーネットに対する米軍の期待が大きいことを示している。
このE/Fは近い将来、アメリカ海軍の空母航空団で、F-35Cと共に主力艦載戦闘機になるだろう。
Fは戦闘機、Aは攻撃機の意味。
つまり戦闘攻撃両用機として開発されている。
F/AがつくものとしてF/A-22がある。