1947年に、アルファ・ロメオのレーシングドライバーであったエンツォ・フェラーリにより、レーシングチーム運営のための会社として創立。創立当初はスクーデリア・フェラーリとして、アルファ・ロメオのレース運営の会社として機能していたが、同社のレース撤退により自社のレーシングカーを開発するようになった。
エンツォはレースを一義と考えて改良したが、それ以来、自社の量産車にスポーツカーという言葉は二度と用いなかったばかりか、乗り心地や快適性を求める購入者を蔑んでいたという。結果、エンジンがグループ内でやりとりされることとなり、フィアットからはディーノ・クーペ/スパイダー、ランチアではストラトスが生まれた。その後エンツォはレースのみに専念し、市販車部門にはフィアットの意向が支配するようになった結果、比較的安価な量産スポーツカーとして308シリーズが生まれ、フェラーリ史上最大のヒット作となった。328、フェラーリの屋台骨を支え、現在のF430にも連なるV8フェラーリの系譜となった。 その後、フィアットの創業者一族につながり、かつてチーム監督としてレース部門を立て直した品質の劇的な改善に成功し、好調な業績を上げてきている。その手腕をその傘下に復活させ、さらには苦境に陥った親会社フィアットを率いている。
1902年ジウリオ・フェラーリ氏により創設されたフェラーリ社のスプマンテ。シャンパーニュ製法で造られる。
イタリアを代表するスプマンテで、政府や大使館の催す公式行事には欠かせない。
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