1. 「道具」と「自由」を手にした四半世紀前 1999年、マネックス証券の誕生と共に始まったネット証券の黎明期は、まさに個人投資家にとっての解放だった。 当時の衝撃は、何よりも「コストの革命」に集約される。対面型の証券会社では100万円の取引に1.15%、つまり往復で数万円の手数料を支払うのが常識だった時代だ。そこに登場したマネックスは、同じ100万円の売買を1,000円で可能にした。 この劇的なコストダウンは、個人に「自らの判断で、機動的に資産を動かす自由」をもたらした。イノベーター・アーリーアダプター層は、高価なPC環境を自ら整え、複雑な操作画面を「使いこなす」ことに喜びを感じていた。そこ…