Leading Zero Anticipatory (LZA)は、二進法で表されたNビット符号つき整数A, Bを受け取り、A+Bを直に計算することなしにA+B+1の上位に0が何ビット並ぶか(Leading Zero Count, LZC)を(多少の誤差の範囲で)予測することです。 以前の記事(Leading Zero Anticipation (LZA) の勉強 - よーる)では、適宜左右オペランドを交換することでA+Bが常に非負となることを仮定する方式を紹介しました。 この方式の欠点は、Aの絶対値とBの絶対値の大小比較というΘ(log N)段の回路の出力を待つ必要がある点です。 よく考えてみ…