GPA (英訳 Grade Point Average)とは,アメリカ等の大学で導入されている成績評価システムのことです。
世界的に大学もこの制度を取り受けてきました。
日本の大学でたとえますと、従来,優(A)、良(B)、可(C)、不可(D)で成績を評価をしてきました。
それに対してGPAでは,それぞれの教科の単位数と成績を基に指標を提示する評価基準となります。
不可の科目の点数も加算されるため,これまでとは違った学生の評価が得られます。
1) GPAは平均的な能力を評価する制度。(特定の分野で秀でた成績をとっても評価されません。)
2)GPAでは,不可を取ると全体の点数に影響する。(これまでの日本の評価制度では不可の数は無意味でした。)
3)GPAを基# 海外の多くの大学で導入されているので,留学などの時の基準として必要な時に提示できます。
4)日本でもすでに,63大学(2000年)で導入されている。(成績とGPの関係は大学によってまちまちで,統一されていません。)
5)成績をつけるのが甘い先生のところに学生が集まる危険性もあります。 準に使って,卒業や進級の基準を作ることができます。
概要例
* 優(90 - 100点)・A - 4
* 良(80 - 89点)・B - 3
* 可(70 - 79点)・C - 2
* 準可(60 - 69点)・D - 1
* 不可(59点以下)・F - 0
それに各単位数を掛けて足した合計点を総単位数(履修登録単位の総数)で割ってスコア化するものです。
この場合、オールAなら4.00、オールFなら0.00となります。優の上に秀などを付け加える場合など大学によって名称は異ります。