函館から札幌へ向かう道中にみた羊蹄山 子供の頃、わけあってしばらく函館で暮らしました。 その後、札幌へ戻る車の中、嵐に見舞われたわけですが、その時見た光景を今でも覚えています。 雷轟と稲光と羊蹄山。 恐ろしいなんてものじゃありませんでした。 「神」が具現化され、迫りくると言ったふうに子どもの目には映りました。 札幌のすすきのネオン街が私の故郷なわけですが、なんて自然は雄大で強大で恐ろしいのかと心に焼き付いたその光景は今でも忘れません。 北海道は自然の美しさと同じく厳しさを教えてくれる大地です。 もうどれくらい帰っていないかわかりません。 またいつかあの大地を踏みしめることがあるのでしょうか。 …