《前回からのつづき》 1986年にモハ381形を種車に改造によって製作されたクモハ381形は、この年のダイヤ改正まで運用されていた「やくも」の編成から、サロ1両を連結したまま6両編成に組み替え、そこから捻出された車両を使うことにしました。381系を6両編成で組成する場合、4M2Tを組むことになります。既存の車種だけではTc+M+M’+M+M’+Tc’となり、サロであるTsを組み込むことができません。そのため、電動車ユニットの1つをMcにするか、グリーン車をTscにするかのいずれかを選択することになります。 「やくも」用の改造車として、中間電動車のモハ381形を先頭車化改造をすることで制御電動車…