『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その57 『雪白姫〈KHM53〉』 あらすじ(要約) 昔、冬のさなかでした。どこかの国のお妃が針仕事をしていました。針で指を刺して、血が雪の中に垂れました。美しかったので「雪のように白く、血のように赤く、窓枠の木のように黒い子供がいたら嬉しいねえ」と思いました。 お妃は女の子を産みました。雪のように白く、血のように赤く、黒檀のように黒髪だったので、「ゆきじろひめ」と名付けました。そして、お妃は死んでしまいました。 一年後、王様は新しい妻を迎えました。美しい人でしたが、気位が高く、自分より美しいのは我慢できませんでした。 お妃は不思議な鏡を持っていて、映る自分…