『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その65 『犬と雀〈KHM58〉』 あらすじ(要約) 牧羊犬の飼い主は良い人でなく、えさをろくに与えませんでした。犬は家出しました。道で雀と出会い、雀は「犬くん、どうしてしょげているんだい」と声をかけました。 「お腹がぺこぺこだ、食べる物が何もない」と言うのです。 雀は「兄さん、一緒に町においで。お腹いっぱいにしてあげる」と言いました。 犬と雀は町へ行きました。肉屋の前で雀は犬に「肉を一切れつついて落としてあげる」と言って、肉切台にとまりました。周りを見回し、端にある一切れを滑り落としました。犬は肉をぱくりとくわえて食べました。 すると雀は「さあ、別の店へ行…