ここのところ、どこまでオフィシャルなのか、よくわからないライブ盤がロックやジャズの分野で次々と出ている。 その多くはラジオ放送用に録音されたもので、基本的にオンエアは1回、あっても再放送が1回程度のものであるはずだ。 もちろんそれはミュージシャンサイドの許可を得てのものだから、会場で無許可で録音して販売しているブートレッグ(海賊盤)とは違うわけだが、もともと放送用のをCDで売るのはどうなの、と少しわだかまりを感じてしまう。 2020年3月に出たこのブレッカー・ブラザーズのライブ盤にも、そんな印象を盛っていた。 だが、ランディ・ブレッカーがリリースに際し''5週間ものヨーロッパ・ツアーの中でも特…