はっきり言おう、物理というのは非常に難しい。 それを証明するために、私が遭遇した問題を挙げてみよう。 問題:なめらかな斜面ABとそれにつづく水平面があり、斜面上の点Aに質量mの小物体を置く。点Aから静かにすべり出した小物体は点Bから空中に飛び出した。 点Aの水平面からの高さはh 点Bで飛び出すときの速さはV0 また、重力加速度の大きさをg 空気抵抗は無視 Q.点Bでの小物体の速さV0はいくらか。 という問題だった。選択肢はそれぞれあったが、ここで私は気づいた。 ははーん。さてはこの問題、位置エネルギーの公式「U=mgh」が関係しているな。選択肢にも片鱗が見える。なんかわかる気がしてきたぞ。 ……