最近はDAWのレンジが広くなっていることもあり、音が素直なリボン・マイクが現場でもかなり使われるようになってきました。ただリボン・マイクは扱い方が特殊で、なかなか初心者では手が出しづらいもの。このたび、リボン・マイクのROYER LABS R-121を生み出したデイヴィッド・ロイヤー氏が、初めてダイナミック・マイクを設計しました。果たしてどのような音を聴かせてくれるのか、チェックしてみましょう。 レビュー&テキスト:中村文俊 撮影:川村容一 全帯域で癖が少ない素直な音 まず手に取ってみると、作りがしっかりとしており、重量感があります。太さは一般的なダイナミック・マイクと同じくらいですが、ちょっ…