梅田ダンジョンの洗礼を受ける 閑静すぎるベッドタウンに住んでいて人混みが嫌いな俺は、仕事でもプライベートでもあまり都会にはいかない。そんな俺が数年ぶりに意を消して関西を代表する繁華街である梅田の地を踏むことになった。理由は妻から「“NO.3*1”のシャツがほしいからMOTHERのショップに行きたい」と誘われたからだ。俺以上に出不精な妻からお願いされるのは嫌ではない、というかむしろ嬉しい。こうして、妻のほうから外出を請うという稀な事態に浮かれた出不精おじさんは大都会へと向かったのだった――。 MOTHERのショップこと、“MOTHERのストリート”は梅田ロフトで開催しているのだが、到着時点ではま…