MUGO・ん…色っぽい

春なのに／柏原芳恵 ほか 近年こそメディアに登場するようになった中島みゆきだが、かつてはテレビへの出演を一切しないスタイルを貫いており、姿かたちやプロフィールなど、あまり明らかにされていなかった。 北海道・札幌出身ということは割と知られているところだが、誕生日は1952年2月23日で現在71歳、1975年に2枚目のシングル『時代』が世界歌謡祭のグランプリを受賞して、それ以降、『わかれうた』や『ひとり上手』などの大ヒット曲を世に送り続けている、といった略歴である。 自分が中島みゆきを知るようになったのは、テレビのベストテン番組にランクインしてもまったく出演しない、ミステリアスな存在としてであった…

MUGO・ん…色っぽい／工藤静香 ほか 広告の業界事情には疎いのだが、ここ最近で出広数が多いのは、携帯電話などの通信関連のほか、健康食品・薬品だったり、化粧品や洗剤などの衛生関連が占めているようである。 時代は変わっても、広告の傾向は大きく変わることはないような印象だが、やはり業界や企業によって広告にカネをかける意識が定着しているのだろう。 そんな中、化粧品のCMは以前から王道的存在だが、近年、コロナ禍によって外出する機会が減ったり、マスクで顔を覆うようになってしまったりして、売り上げにも大いにダメージがあることだろう。 ここはなんとか魅力的なCMを作って、化粧して外に出かけるムードを高めても…

キッスは目にして！／ヴィーナス ほか 去年もこの時期、化粧品のCMソングをテーマにして関連する歌謡曲を取り上げているが、今回も同様に「秋の化粧品CMソング」を取り上げた。 去年も同じことを掲載しているが、こうして曲を並べてみると、70年代は男性ボーカル、80年代になってからは女性ボーカルが専らの傾向だ。 女性ユーザーに訴えかけるCMならば、より関心を持ってもらえる内容である必要があるが、70年代は女性向けであるかどうかというよりも、名曲がCMに起用されやすい、ということだったのかもしれない。 ＜君のひとみは10000ボルト／堀内孝雄（1978年）＞ アリス・堀内孝雄のソロ・シングル「資生堂化粧…

工藤静香の5枚目のシングル88年カネボウ化粧品のCMソング 自分の場合、順調にいけばこの年に大学進学していたのだが、浪人生になってしまい流行歌を聴く機会も減ってしまった。 そんな浪人時代の中でも印象が強かったのがこの曲だ。 化粧品のCM曲だったことも大きかったと思うが、曲のタイトルと歌詞が面白い。 中島みゆきなのに作曲じゃなくて作詞なのかよ、とまるで走塁コーチではなく打撃コーチに就任した阪神・福本コーチに対するのに似た心境を持ったものだ。 言えないのよ 言えないのよ 言いたいことなら どれくらい あるかわからなく あふれてる 私、心はおしゃべりだわ 言いたいことなら あなたには あとから あと…