SCREEN modeの楽曲。 同ユニットの9枚目のシングルとして2017年7月26日にランティスから発売された。前作「Reason Living」から約9ヶ月ぶりのリリースとなるシングル。 テレビアニメ『バチカン奇跡調査官』オープニングテーマ。 作詞:畑亜貴 / 作曲:太田雅友 / 編曲:太田雅友、EFFY
TVアニメ『バチカン奇跡調査官』OP主題歌「MYSTERIUM」
フランスの合唱団Ensemble la Sportelleが新作をリリース。タイトルの「Le Grand Mystère」はラテン語では「O Magnum Mysterium」、日本語に直せば「大いなる神秘」という意味。本作の中にも同名曲が含まれているが、キリストの降誕、聖母マリアへの畏敬を表現するクリスマスの讃歌にしばしば用いられるテクスト(ないし曲)である。前作の「Lux」と同じく四部構成のプログラムとなっており、聖歌から近現代の作曲家の作品までが四つのサブテーマに沿ってキュレートされた一枚である。 第一部(Rejoice)は二つの聖歌を経て、マクミランをはじめとする現代曲が三曲並ぶ。個人…
ザ・シックスティーンのパレストリーナシリーズ4作目は、第2作に続いて「クリスマス」がテーマ。メインは、パレストリーナ自身の作曲した同名のモテットをベースにしたミサ「Missa O magnum mysterium」。その他、いつも通り「ソロモンの雅歌」からの抜粋やイムヌス、モテトゥス(モテット)なども数曲収録。 今回はなんとなく派手な音楽だなという印象を受けた。バラバラに動いていた各パートがtuttiで鳴らしたときのハーモニーの華やかさが耳に残る。その一方で、バラバラに動いているポリフォニックな部分でも各声部が重なることで和声的な響きがあるわけだが、シックスティーンの演奏はどこを切り取ってもず…
しつこいですけど、8月4日の旧日本銀行広島支店での「平和と美術と音楽と」。本当に良いステージでした。建物と、アートと、音楽が上手く調和して、本当に素敵な時間が流れました。 www.youtube.com この旧日銀。現在、ここを使って何かイベントしようと思ったら、どうしたら良いのでしょうか。こちらに書いてある通りですが、ちょっとポイントをまとめましょう。 ・利用料は無料 ・営利目的はダメ ・物品販売、飲食もダメ
今回はルネサンス系の男声合唱グループであるジェズアルド・シックスのアルバム。『明けの明星』というタイトルだけだと、何のコンセプトのオムニバス・アルバムなのかが分からなかったのだが、どうやら「公現祭 epiphany」というクリスマスから12日後の祭日の前後に歌われる作品を集めた作品集らしい。真夏に聴くものではなかったかもしれない。 毎度のことながら、ジェズアルド・シックスのオムニバス系のアルバムはこの曲順に何らかの意味があるのかということが掴めない。アルバムの前半は、ブラームスも高く評価していた(らしい)作曲家エッカルトの「Maria wallt zum Heiligtum」やバード「Ecce…
10年ぐらい前でしょうか。YOU TUBEで一本の動画を観て以来、「旧日銀でこんなコンサート聴けたら素敵だろうな」とずーっと思っていました。 でも、誰もそんな企画やろうとしないから、今回、自分たちで企画して、やることになりました。 …と、言うことで、コンサートのご案内です。 8月3日(土)~8月6日(火)に、旧日本銀行広島支店で実施される「平和と 美術と 音楽と」というイベントに、広島カントライの一員として出演します。カントライ出演分の情報は次の通りです。
『MYSTERIUM(ミステリューム)』 1993年発売/ゲームボーイ/RPG/株式会社バップ 錬金術師の主人公が、大きなアリと共に3Dダンジョンを巡るという難解な設定のRPG。「ミステリアム」だの「ミステリウム」だの日本語表記が安定していないが、ゲーム内では「みすてりゅーむ」と呼ばれている(本作のメッセージは全て平仮名)。 全10階層とボリュームはそれほど多くなく、セーブやパスワードなどの中断機能すら無い。錬金術でさまざまなアイテムを生み出しつつ試行錯誤する、いっぷう変わった作品である。 錬金術で生み出せるものはランダムではなく、すべて固定である。生命力がゼロになってもその場で復活できるが、…
スイス出身の作曲家イーヴォ・アントニーニの合唱作品集(2023)。演奏はスティーヴン・レイトン × トリニティ・カレッジ・ケンブリッジ混声合唱団。アントニーニという作曲家は名前こそ知ってるが、そこまで聴いてこなかったのでどんな感じだろうと思って選んだ。 Ivo Antognini: Come to Me in the Silence of the Night - Choral Worksトリニティ・カレッジ混声合唱団 & スティーヴン・レイトンクラシック¥1833 2010年以降に作曲された約10年間の作品が並んでいる。たとえば「O magnum mysterium」は声部数も標準的でかなりシ…
プーランクが妙に聴きたくなって、Apple Music のマイライブラリからとりあえず選んだシックスティーンの一枚。オルガン付きの「黒衣の聖母への連祷 FP. 82」を除いて5分未満(なんなら2〜3分程度)の短い曲が多く、1時間程度ながらも多くの作品が収録された盛りだくさんな一枚。 Francis Poulencザ・シックスティーン & ハリー・クリストファーズクラシック¥1681 最初の「Salve Regina FP. 110」からさすがの仕上がり。プーランクをさくっと聴きたいときにはとりあえずこの曲だけでも聴く、というくらいにプーランクの良さが出ている曲だと(勝手に)思っている。 全体を…
地下の最下層にある礼拝堂は、陰気な地下牢の中の美しいオアシスでした。司祭たちは大理石の床を敷き、壁には精巧に作られた燭台を取り付けました。毎週、司祭たちが修道院からやって来て礼拝を執り行いました。この機会に囚人たちは独房から出ることが許されたため、当然のことながら出席者も大勢でした。 私の同行者、ロン・ニケルはボニファト・ピーター修道士に、囚人たちのために祈りを捧げてもらえないかと尋ねました。司祭は困惑した様子でした。「祈り?祈りを捧げたいの?」私たちはうなずきました。 司祭は考え込んだ様子で、部屋の端にある祭壇の後ろに姿を消しました。司祭はイコンを取り出し、ろうそく立て 2 つと香炉 2 つ…
フランスの室内合唱団 Ensemble la Sportelle によるアルバムらしいが、いつも情報源としている Presto Music には情報がなく、Amazonでも情報が確認できず。本ブログは、下記のLinksにある2つのページを参考にしている。 最初はこのアルバムのコンセプトを何も知らずに聴いた。幅広い時代の名作が一枚に凝縮されたオムニバス的な一枚で、前半はプーランクやビクトリアなど素朴な響きのする合唱作品が、後半はブルックナー、エルガーなど重厚な響きのする合唱作品が中心に並び、どの曲も相当完成度が高い演奏だなぁ、という印象であった。 本アルバムのコンセプトは同名の演奏会につけられた…
前回の「大学オンライン合唱祭で頭を抱えたこと(1/2)」を先にお読みください。 まず1つ目の【求められていないアドバイス】 1)全団体を俯瞰して、主催者側がお勧めしたら? 26団体の参加は素晴らしいけど、視聴者が26団体ぜんぶ聴くのは正直大変じゃないですか。だから投票前、カテゴリー別に3団体ずつ選んだら、その団体の注目度が上がるし、結果多くの団体が聴かれることになるのでは?と。 例えば《団員数が少ない団体ランキング!》はどうでしょう? 第1位、群馬大学混声合唱団さん 10人! 表現者として一人一人が自立した音楽でした! 第2位は東京大学音楽部女声合唱団コーロ・レティツィアさん、東京大学音楽部合…
あけましておめでとうございます。 ということで2023年にリリースされたアルバムで特に気に入った25枚を紹介します。 簡単に上から順番に紹介します。 Majesties/Vast Reaches Unclaimed アメリカ出身のメロデスバンドの1st。メタル好きの中でも話題になったこのアルバム、初期In Flamesなどに影響を受けた90年代メロデスサウンドを見事にやっています。オールドスクールメロデス大好きな自分はかなりハマり、よく聴きました。 Imperishable/Come, Sweet Death スウェーデン出身のデスメタルバンドの1st。Dismemberだ!となるスウェデスを…
年の始まりを美しいルネサンスポリフォニーで迎えませんか? 今回は1月6日・7日の2日間を使ってじっくり4声のポリフォニー作品に取り組むワークショップです。2日間全日のご参加を念頭に進めていきます。(遅刻・早退・1日のみのご参加を希望される方は事前にご相談下さい。) 内容は以下の通りです。 【ルネサンスポリフォニーを学び歌おう】 1月6日(土)・7日(日) 10時30分~17時 武蔵小杉の公共施設 参加費:11000円 (2日間) Da pacem: Philippe Verdelot (ca.1480-ca.1530/40) Da pacem: Antoine Brumel (ca.1460-…