NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)とは、相手を攻撃するのではなく、つながりを感じ続けながら、自分や相手にどんな感情とニーズ(必要性、言動の動機)があったのかにフォーカスし、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくコミュニケーションの方法。
アメリカの臨床心理学者カール・ロジャ−ス博士の弟子のマーシャル・B・ローゼンバーグ博士(1934-2015)によって体系付けられ、『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法』という書籍として日本語では2012年出版された。
具体的には、「観察(Observation)」「感情(Feeling)」「ニーズ(Need)」「リクエスト(Request)」の4要素に注目しながら、コミュニケーションで起こっている問題・ズレを整理していくという方法をとる。
こうすることで、自分の、また、相手の内側にある大切な思いを丁寧に扱い、誤解や偏見を解きほぐすことで、ともに平和を創りだすことをめざす。