Phewの最新アルバム『ニュー・ディケイド』がリリースされた。このアルバムはPhewにとって、約30年ぶりにイギリスのレーベルMuteからの発売となった作品。2010年代からは、自身の演奏によるアナログ・シンセやリズム・ボックスなどの電子楽器と声を組み合わせた作品を発表しており、今作ではギターの音色が加わるなど新しい試みも加わっている。大半がコロナ禍で制作されたという本作。詳しく話を聞いた。 Text:Satoshi Torii 決めごとのある録音はつまらない ーアルバムの制作はいつごろから始めたのでしょうか? Phew 作りたいっていう気持ちと、録り貯めたものがずっとあって、今作に関しては『…