今年は意識的にライブに行った。かなり行った年になった思う。フェスではなくライブ。対峙する時間と濃度が違う。 ①JJJ その中でも一番好きなラッパーでありビートメイカーであるJJJのワンマンが3度もあり、すべてに参加できたことは大きかった。 2023年もっとも聴いたアルバムであり、それは2024年も変わらなかった。村上春樹の『ノルウェイの森』において、ある人物が「時の洗礼を受けていない本は読んでも無駄」という発言をしていた。KREVAとの共作『タンポポ』でZORNが「クラシックは未来永劫」と言ったように、JJJの『Maktub』は紛うことなく2020年台のクラシックになるだろうし、時の洗礼にも耐…