イギリスのミステリ作家。1920年オックスフォード生まれ。→ P・D・ジェイムズ 1962年、「詩人警官」アダム・ダルグリッシュを主人公とする『女の顔を覆え』(Cover Her Face)でデビュー。『女には向かない職業』(An Unsuitable Job for a Women)の女性探偵コーデリア・グレイが有名。SFディストピア小説『人類の子供たち』が、2006年に『トゥモロー・ワールド』の題で映画化。2014年11月27日に94歳で死去。
2024年10月30日-11月5日 ・斎藤美奈子『ニッポン沈没 世の中ラボ2』 ・斎藤美奈子『文壇アイドル論』 ・高橋源一郎『文学じゃないかもしれない症候群』 ・斎藤美奈子『忖度しません 世の中ラボ3』 ・山田詠美『風味絶佳』 ・アーウィン・ショー(小笠原豊樹訳)『サマードレスの女たち』 ・P.D.ジェイムズ(小泉喜美子訳)『女には向かない職業』 以下コメント・ネタバレあり
先日、女性が妊娠しなくなった世界を描いた、イギリスの小説家、P.D.ジェイムズの作品が原作のトゥモローワールド(原題:Cildren of Men)の2回目の視聴をした。初めて観たのは、約5年前に、当時、僕がLAで通っていた芸大の長編脚本のクラスで、授業の課題で書いていた脚本の参考になりそうということで、講師にオススメされて観た。 というか、もうあれから、5年も経つのか。これを書きながら、時間の流れる早さを身にしみて感じる。 実は、3ヶ月ぐらい前に、原作の小説を読んだ。これは他の人も言ってることなんだけど、原作と映画化された本作は、内容がかなりかけ離れている。子供が生まれなくなった世界というア…
6月になりました。🐌 5月は一番いい季節のはずなのに、調子が悪くて あまり記事が書けませんでした。⤵ スローペースが続くかもしれませんが、気長にお待ち いただけたらうれしいです💛 P.D.ジェイムズ作品、4冊目です。 今回もかなりボロボロのポケミス版が届きました。 (昭和56年発行) ↓ 食べたり飲んだりしながら本を読む人は多いと思いますが、 本自体が水濡れでぱっこぱこです。 特に借り物の本は気をつけないといけませんね。 さて、ジェイムズ氏の作品はとりあえずこれで最後にしようと 思っていましたが、期待を裏切らないいい出来の作品でした。 私が“いい出来”なんて偉そうに評価するのはおこがましい け…
今日は通院。明日も通院。明日から雨が続くみたいで 嫌だなあ~ 「皮膚の下の頭蓋骨」(P.D.ジェイムズ 著/小泉喜美子 訳)を 読みました。 Amazonの画像では、前作「女には向かない職業」と 同じ装幀の文庫が出てきましたが、 実際図書館には、昭和61年発行のハヤカワ・ポケミス版 (ハヤカワポケットミステリ)しかありませんでした。 ↓ 字が小さくて二段組で読むのに時間がかかるうえ、 家族には「黄ばんだ本!」と呆れられ・・・ 「違うよ! ポケミスはほんまに黄色いねん!」と 言い返し・・・ ハヤカワのポケミスは、本当に本の天地と小口が黄色く ビニールのカバーが付いていて、値段も文庫より高く、 私…
今日は雨☔の順番( ^ω^)・・・ 「女には向かない職業」(P.D.ジェイムズ 著/小泉喜美子 訳) を読みました。 この作品は、読者になっている“本猿”さんの ブログの記事を読んで、読みたくなりました。 図書館で借りた文庫は2012年発行で、装幀が違います。 最近買い直されたのかピカピカの新品みたいにきれいでした。 (図書館本では珍しいです) 「女には向かない職業」というタイトルは 原題“AN UNSUITABLE JOB FOR A WOMAN” のほぼ直訳ですが、現代ではジェンダー的に ひっかかる人がいるかもしれません。 ハヤカワミステリでの初版が1975年ですから、 そのへんは仕方ない…
「女の顔を覆え」(P.D.ジェイムズ 著/山室まりあ 訳)を 読みました。 図書館から届いたのは、予想通りボロボロの ハヤカワポケミス版でした。 ↓ ページをめくると破れるんじゃないかと冷や冷やしました。 P.D.ジェイムズ氏の作品は、「女には向かない職業」、 「皮膚の下の頭蓋骨」に続き3作目です。 前2作は、女性探偵コーデリアのシリーズでしたが、 今作は、ダルグリッシュ主任警部のシリーズで ジェイムズ氏の処女作になります。 オーソドックスな“フーダニット”(Who (has)done it)の ミステリー。 イギリスの旧家マクシー家で、若いメイドのサリーが 殺される。 マクシー家には、余命わ…