カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の専門家会議、アドバイザリーボード、分科会のメンバーの幾人かはメディア上でもお馴染みですが、その中の1人が押谷仁教授(東北大学大学院医学研究科)です。パンデミック下における彼をはじめとする政府系専門家の努力には本来なら敬意を表したいところですが、それさえも躊躇うくらいに、PCR検査の限定使用というお粗末な感染対策を先導し、被害を拡大したことは否めないでしょう。 最近、押谷氏は「COVIDの日本からの教訓:適切なメッセージが市民を力づける」と題する記事をネイチャー誌に寄稿しました [1](下図)。私…