先に読んだ、「テクノロジーの世界経済史」は、自分にとって刺激的な内容であった。以前より不思議に思っていた経済成長への離陸がどうして可能になったのか、それが明確に語られていたからだ。 mnoguti.hatenablog.comそしてその謎について経済学はどのように対峙してきたのか、また経済成長が実現するメカニズムはどのようなものなのか、そのあたりが次に気になるわけだが、それについては「ポール・ローマーと経済成長の謎」が経済学説史的な取りまとめ方で整理してある。今回はこちらを読了した。 mnoguti.hatenablog.comポール・ローマーは、経済成長の原動力としての知識の役割、知識経済の…