マレーシア上空を飛行すると、整然とした森林と蛇行する茶色く濁った河が眼下に広がる。整然とした森林は自然の熱帯雨林ではなく、アブラヤシの林だ。その林からは大量のパーム油と、バイオマス発電の燃料が産出される。 シンガポールに住んでいた頃は、身近にアブラヤシの林があった。 ゴルフ場にはアブラヤシの林が隣接し、OBを打てば、アブラヤシの林の中でボールを探す回ったりした。ひどいとアブラヤシの幹にボールが突き刺さっていたこともあった。季節になると、インドネシア スマトラ島から大量の煙がシンガポールにやって来る。煙が空を覆い、焦げ臭くなる。アブラヤシ畑を造成するための焼き畑の煙だと聞いた。 当時は、パーム油…