予告編→- YouTube 90年代のティム・バートンは神がかっていたと思うくらい面白い作品ばかりだった。オリジナリティ溢れる作風と大衆性が成立している映画作家というのもなかなかいない。新作が出来れば、有無も言わさず観に行っていたものだけれど、ここ数年はそんな熱もなくなっていたところ。 結論から言うと、〝ジャストサイズのT・バートン作品〟という感じだった。100分余り飽きさせず、バートンらしいプロダクション・デザインも健在、本領発揮と言いたくなる円熟味もある。手堅い仕上がりに文句を言うところはない、とても楽しい作品だった。 けれどそれ以上のサムシングはないというのもまた事実としてある。上手く言…