日曜。妻と観劇。MONO公演「アユタヤ」。舞台は17世紀前半のシャムロ(タイ)、アユタヤにあったという日本人町で繰り広げられる物語。無自覚の差別心やちょっとした悪意が生むデマやきな臭い陰謀論。史劇でありながらそこで描かれるのは今僕らが暮らす現在の問題。まるでTwitterのタイムラインのような風景。ただそれを大上段に構えるのではなく、MONOらしい半径数メートルの、隣人たちの物語として描く。そうすることで未来に希望を託す。世界はひどく殺伐としている。でもこの大きな世界は顔が見える僕と君の連なりなはず。「隣人の親切」が世界にまで広がれば…。その甘すぎる理想が今はとても大切だと思う。なんというかM…