ご存知の通り日本という国は資源が非常に少ない国です。 そんな日本にとって海外との貿易は欠かせない要素の一つ。 そして日本においては、「貿易」と言えば企業が自由に海外市場で競争できる「自由貿易」が当たり前だと思われています。 しかし、本当にそうでしょうか? 米ソ冷戦が終結した1990年代以降、世界ではいわゆる自由貿易が広がっていきました。 ところが、国際NGOオックスファムのレポートによると、世界人口の1%にあたる富裕層が持つ富は、残りの人口の99%が持つ富の合計を上回るという、異常な経済格差が世界に広がっています。 そして、アメリカ社会の分断、英国離脱など不協和音が出始めているEU、そして自由…