・コスト・アプローチ 会社の純資産に着目して、事業の評価を行う手法がコスト・アプローチ(または、ネットアセット・アプローチ)と呼ばれるものです。 その中の修正簿価純資産法について解説します。 修正簿価純資産法は重要性が高い資産、負債を時価で再評価して評価を行うことになります。時価で評価する際ですが、継続して事業するのに必要な事業資産及び負債は再調達価額、つまり、再び購入するのにいくら必要になるか?、という視点で評価することになります。 事例で確認してみます。 例)前提条件は次のとおりとする。 ・帳簿価額:資産50,000、負債20,000、純資産30,000 ・時価と簿価の乖離に重要性が認めら…