ゼーバルトはドイツに生まれ、二十代でイギリスに移ったがドイツ語で書きつづけた。『アウステルリッツ』は遺作にあたる。2001年、自動車事故で死去。57歳だった。
2003年5月に創刊されたドイツ文芸雑誌「Deli」に W・G・ゼーバルト ―記憶の迷宮― ★長編小説『アウステルリッツ』より抄録(鈴木仁子訳) ○ゼーバルト論: ★ヤーン・フォルネル:「移民、記憶、普通の人生を奪われた人々」 という特集が組まれた。
アウステルリッツ
移民たち (ゼーバルト・コレクション)
目眩まし (ゼーバルト・コレクション)
土星の環―イギリス行脚 (ゼーバルト・コレクション)
空襲と文学 (ゼーバルト・コレクション)
デリ―Deutsche Literatur (Nr.1)
2026年5月27日-6月2日 ・今村夏子『星の子』 ・宇佐見りん『かか』 ・今村夏子『むらさきのスカートの女』 ・マイケル・D・ゴーディン(隠岐さや香、平井正人、住田朋久、黒川尚子訳)『似非科学から科学をみる』 ・宮部みゆき、半藤一利『昭和史の10大事件』 ・半藤一利『荷風さんの昭和』 ・W・G・ゼーバルト(鈴木仁子訳)『アウステルリッツ』 ・田中康夫『なんとなく、クリスタル』 以下コメント・ネタバレあり
2026年4月8-14日 ・W・G・ゼーバルト(鈴木仁子訳)『土星の環:イギリス行脚』 ・真藤順丈『宝島』上下 ・宇佐見りん『推し、燃ゆ』 ・川上弘美『センセイの鞄』 ・岡野宏文、豊崎由美『百年の誤読 海外文学篇』 ・小川洋子『妊娠カレンダー』 ・佐藤正午『月の満ち欠け』 ・羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』 ・磯崎憲一郎『終の住処』 ・角田光代『対岸の彼女』 ・川上弘美『神様』 ・今村夏子『こちらあみ子』 以下コメント・ネタバレあり
『アウステルリッツ』 W・G・ゼーバルト 著 最近、この本の新装版が出ましたのであらためて読んでみました。 表紙の男の子の写真が気になり手に取ったら、ゼーバルトの世界観に引き込まれてしまったように_ふと眺めて目に飛び込んでくるものから、突然様々な印象が湧き上がるような、未整理の無意識的な状態そのままを文章にした感じの、延々とした言葉の羅列。ものを見た時に人はどう認知していくのか、というのを生々しくあらわしたかのよう。 登場する人物、建築史家のアウステルリッツが街を徘徊し、辿り着いた建築物、その歴史的背景を畳み掛けるような情報知識で一気に甦らせていく。 その描写は、自分が曰くある様相の建物に近づ…