シネイド・オコナーの17歳の息子が自死したあと、彼女は自殺監視下にあるということは聞いていた。 だから、ネットでシネイドの見出しを観た時、あぁ、やってしまった…て思った。 私は1992年にアメリカで、あのシネイドの「法皇の写真破り捨て事件」は生放送で観ていた。 土曜の深夜、毎週欠かさず見ている人気コメディ番組の真っ最中だった。 シネイドはボブ・マーリーの”War”を歌った後、ポケットから一枚の写真を取り出して、「これが諸悪の根源」と言って、千切ってばら撒いた。 その時は何が起きたのかよくわからなかったけれど、次の日はどのテレビ局でも一大ニュースで報道した。 だって世界中のカトリック信者の王様を…