Beginners’ All-purpose Symbolic Instruction Codeの略。
手続き型プログラミング言語のひとつ。
1964年、ダートマス大学のJohn G. Kemeny、Thomas E. Kurtzによって開発された。
コンパイラも存在するが、多くはインタプリタとして対話式に実行される。
その名のとおり(直訳すると「基本的:初心者向けで汎用の記号的命令コード」)文法が平易で扱いやすく、対話型でオペレーティング環境にもなりえることから、初期の8bit/16bitパーソナルコンピュータで広く採用され、普及した。BASICからプログラミングを覚えたプログラマも多い。
しかし本来のBASICは設計が古いため、現在では普通になっている構造化やオブジェクト指向といった概念を持っていない欠点があり、今ではほとんど使われていない。
Microsoftは各機種へのBASIC移植で最初の基盤を築いた。そのためか、上記の欠点を改良したVisualBasicやその応用であるVBA、VBScriptなどで、現在でもBASICをエンドユーザ用言語として位置づけている。