gcc12から、RISC-VのB拡張命令を使ったコンパイルが可能になりました。 B拡張には、ビット演算を取り扱う命令が含まれています。 したがって、B拡張に対応したCPUでは、gcc12でコンパイルすることによりプログラムが高速化することが期待できます。 RISC-VのB拡張は、複数の拡張(Zba, Zbb, Zbc, Zbs, Zbp, Zbm, Zbf, Zbe, Zbr, Zbt)に分かれています。 このうち、Zba, Zbb, Zbc, Zbs拡張のみがRISC-Vの公式に批准(Ratified)されており、残りの拡張はまだ仕様策定中です。 gcc12で対応しているのは、この批准されて…