8/7(日)ザ・スズナリでiakuさんの「あつい胸さわぎ」を観てきました。 大学生になる千夏とそのシングルマザー昭子。平凡な二人暮らしに訪れる、新しい出会いとなつかしの再会。胸の奥に隠した本音と久しぶりの出会いに浮かれた胸の高鳴り。そしてよくない何かが起きてしまいそうな胸さわぎがずっと立ち込めていた。 どの登場人物も完璧じゃないところがよかった。フィクションには超人的で超越的なヒーローがもちろん必要なんだけど、私は演劇にそれを求めていない。不完全な人間の姿が見たいから。だからそれが見えたのがうれしかった。千夏はわかってもらいたいばっかりで母親に伝えようとしていないし、昭子さんは千夏を子ども扱い…