Manira Japanese School(=マニラ日本人小学校)の略。フィリピンの首都マニラに所在する。
日本人学校は、海外に赴任する者の子息のための在外教育施設。教員は文科省から派遣されつつも、授業料がかかるなどいわば「半官半民」の学校である。日本人学校の教員は「どこの国に赴任してもかまわない」という条件の下で志願するので、熱心な教員が教鞭をとることが多い。しかしながら、予算などの面で採用する人員は限られており、中学の教員免許を持つ教員が小学生を担当するなどのことがままある。
MJSは週末のみに現地校の補習を行う補習校がその起源であるが、在フィリピン日本人の増加に伴う生徒数増加により、全日制への移行、さらには、上級学校への入学資格等の面で日本の学校と同様の扱いを受ける「在外教育施設」に認定される運びとなった。ここ数年の生徒数は小学部、中学部合わせて4〜500人で推移している。
ちなみに本校の場合、フィリピンの「外国人のための私立学校は作れない」という法律の関係上、正式名称には「在フィリピン大使館付属」という仰々しい肩書きがつく。