はじめまして。 ソーシャルワーカーの増井といいます。 病院のソーシャルワーカーとして、かれこれ30年近くになろうとしています。 現在は、都内の3次救急病院に勤務しています。 病院におけるソーシャルワーカーの立場は、かつてよりずいぶん認められるようになりましたが、人手が足りない現場は今も昔も変わらず多いように思います。 病院という場所は、「医療を効率的に提供する」という目的に特化しており、診療報酬は、経済原理から来る「効率」という言葉で医療を縛る、という側面がどうしてもあります。 このシステムの中で、我々ソーシャルワーカーは、「効率」では動かない人の心に寄り添ったプロセスを作り出していくこと、そ…