夏はボサノバに限る、などと言っておきながら、ぜんぜんボサノバなんて出てこないじゃないか。え?そこのところ、一体どうなっているのだ! ドン! とまあ、了見のやや狭いご忠告にお応えし、僕の机の横にうずたかく積みあげられている、直近聴き散らかしたCDの山の中から、これとこれを...あ~ぁ、山が崩れる。そーっと、そーっと抜き取って、と。 ふ~っ...この2枚。最近よく聴いているボサノバアルバムを紹介しよう。 まずは王道。ジョアン・ジルベルトの 『三月の水』 だ。このアルバムは偉大なるジョアンの作品の中でも、僕の選ぶベスト・ワン。ジョアンとドラマーの二人だけの静かな演奏が繰り広げられるのだが、ドラムスと…