遂に手にしたナッズの1st。68年リリースのトッド・ラングレンの原点です。この作品に既に後の代表曲「Open My Eyes」と「Hello It's Me」が収録されているというのは驚くべき事実ですが、荒削りながら音作りやコーラスの美しさ、といった要素は既にこの時点で表現されている。その点は今回聴いて驚きました。やはりファースト・アルバムというのは侮れませんね。 しかし、この3年後にはトッドはソロの1st『Runt』をリリースするわけだし、翌年にはもう代表作の『Something / Anything』を作っている。ここで「Hello It's Me」は再演されるわけですが、その成長ぶりは見…