『 詩集つれづれ=問わず語り 』 2023年5月1日 1.南原充士詩集=わが既刊詩集16冊を振り返って これまでの詩集についてどんな思いで刊行したのか振り返ってみたい。 詩集『遡及2022』は、Kindle版で出版した3冊目の詩集である。新型コロナで引きこもりを余儀なくされる生活の中で日々感じる思いを短い詩篇のかたちで書き綴ったものだ。ある種アフォリズムのようなスタイルが特徴になっていると思うが、率直な表現が読者の理解を得やすいと思っている。 詩集『レジリエンス』は、詩集『思い出せない日の翌日』から7年ぶりに刊行した紙の詩集である。新型コロナの感染が世界の隅々まで影響を及ぼす中で、「精神的な回…