ドイツ出身で現在はパリを拠点として音楽活動をしている電子音楽アーティスト。
raster-notonからもオファーがあったが、ビートがあるものに束縛されたくないということで12Kから1st『Basal』をリリース。
いくつものレイヤーが重なり合う、オーロラのようなサウンドを特徴とする。
1.三部作の共通点と今回の異なる点 「メンゲレと私」鑑賞した。前作2作「ユダヤ人と私」,「ゲッベルスと私」と共通のB&Wで最初から最後までインタビューが流れる様式だが,アフタートークで渋谷先生が解説されていたように,前作2作ではインタビューの合間に流れる映像は出演者の実体験していない部分の真実を実写で見せて鑑賞者に情報の補完をしている様相だった。例えば「ゲッベルスと私」ではゲッベルスの秘書をしていたBrünnhilde Pommsel女史が「自分はゲッベルスのタイピストだったが,別にナチス党の思想に共感していたわけではない」「給料が良かった。同僚も良い人ばかりだった」「強制収容所やガス室のこと…