多発性骨髄腫は年齢が上がるにつれて発症率があがる、血液のがんの一種です。決して発症率が高いわけではないのですが、高齢化に伴い増えています。多発性骨髄腫について簡単に解説したいと思います。 著名人で、岸博幸さんや佐野史郎さんが、罹患されていることを公表されています。 多発性骨髄腫とは 多発性骨髄腫(Multiple myeloma, MM)というのは、主に全身の骨に病変ができてくることから名付けられた、血液のがんの一種です。全身に多発することは当然のように考えられていることもあり、最近医療者界隈では骨髄腫(Myeloma、ミエローマまたはマイエローマ)と呼称することが多くなっています。 高齢者に…